阿修羅展

日曜日、国立博物館に阿修羅展を見に行った。

暗めの照明の中、像たちをほぼ360度からみることができた。ガラスケースがない展示が多く、迫力をそのまま感じられた。奈良時代鎌倉時代の作品がそれぞれ別の部屋に展示されていて、時代の移り変わりを感じることができた。
お目当ての阿修羅像の周りはぎっしりの人で牛歩で少しずつ移動しながら見たが、おかげでゆっくり時間をかけてみることができた。真後ろからみたときの二つの横顔も美しい。

阿修羅像は八部衆の1つだそうだ。他の八部衆とは離れた場所に特別扱いで置かれているのは、人気高きゆえに仕方がないとは言え、阿修羅も望んではいないかもしれない、なんて思った。